ランドセルの型崩れの原因と型崩れしないランドセルの選び方

入学前、ワクワクした気持ちを胸にランドセル選びをした日の事を親子共に思い出したりしますよね。

きっとこのランドセルと共に6年間を楽しく過ごすんだ…!と思ってから早数年。

なんだか入学当初に比べて、ランドセル自体の形が崩れてきているような…と思ったことはありませんか?

特に男の子は元気に動いたり雑に扱ってしまうせいもあるのか型崩れするのが早い傾向にあります。

でもこの型崩れって何が原因で起きてしまうのでしょうか?

せっかくなら6年間の思い出と共に、ランドセル本来の綺麗な形を維持したまま過ごしたいですよね。

そこでランドセルが型崩れしてしまう原因や、型崩れをしないランドセルの選び方をご紹介していきたいと思います。

目次

ランドセルが型崩れ…何が原因で起きてしまう?

最近のランドセルは実証実験なども繰り返され、基本的には型崩れをしないようには出来ているものの原因さえあればそれをきっかけにどんどん見た目が崩れてきてしまいます。

想定外の破損や故障などですね。

ランドセル自体沢山の部品から成り立っているので、その部品に負荷がかかったりするとやはり変形してしまう事があります。

その原因をいくつかお話ししていきたいと思います。

ランドセルのマチ部分は最も型崩れしやすい

ランドセルのマチと言うのは2箇所あって、「大マチ」「小マチ」になります。

大マチは教科書類を入れるメイン部分の事で、その奥行きを「マチ」と言います。

小マチはサブポケットよも呼ばれ、大マチ前についている小さい収納ポケットの事を言います。

そして1番ダメージを受けやすく型崩れしやすいのがこのマチ部分。

毎日色々な持ち物を入れたり無理矢理押し込んだりする時もあるので、知らず知らずのうちにサイド部分に負荷がかかってシワが出来たりマチの口部分に歪みが生じてきたりします。

ランドセルを椅子代わりにして座る

え!?そんな事あるの!?と思いますが、よく男の子なんかはやっちゃったりします。

ランドセルを椅子代わりにして上から座ったり、潰してしまったりして予想以上の負荷がかかることで生地が伸びたり変形して、結果型崩れを起こしてしまいます。

かぶせと本体の間に無理矢理何かを挟む

昔のランドセルはかぶせと本体の間にも隙間があったので、リコーダーなどを挟んで帰ってきたりしましたが、今時のランドセルは雨風などで中に影響をもたらさないように隙間が無く作られています。

ですがたまたま教科書類などを沢山持ち帰らなければならない日に、他の物(体操服など)を無理矢理押し込んでかぶせを思いっきり引っ張って施錠すると錠前やかぶせにも負荷がかかります。

色々な所に圧がかかるのでこれも型崩れの原因となってしまいます。

型崩れしないランドセルの選び方は?

自分の使い方が悪いといくらランドセルの性能が良くても、劣化してしまう事が分かりましたよね。

ただ日常的に使うものですから、気をつけていても気を抜いた時に雑に扱ってしまったりどうしても荷物が沢山で押し込まなければいけない日も出てきます。

それを考えると元々形崩れしにくい物をなるべく選びたいと思うのが親心です。

そこで型崩れしにくいランドセルの選び方をポイントでまとめましたので参考にしてみて下さいね。

フレーム一体型を採用しているかどうか

フレーム一体型というのは、マチ部分を支えるフレームの事でカタカナの「コ」の字型になっており大マチのサイド・底部分を3面強化してくれる方法です。

このフレームを採用しているブランドは、

  • セイバン
  • イオン
  • 池田屋
  • ふわりぃ

です。

動きが活発な男の子は圧力を3面分散してくれる「フレーム一体型」のランドセルをオススメしたいです。

マチに圧を加えて元の形に戻るかどうか

マチ部分と言うのは色々な工夫がされていて、メーカーさんによって様々な方法が施されています。

サイドや底だけではなく、「マチの上部」にこだわっているメーカーさんもあり取り出し口にワイヤーを使ったり、変形防止板が取り付けてある場合もあります。

1番良いのが実際に斜め上からグッと圧をかけて見る事です。

押した後にすぐ元の形に戻るかどうか?を確認してみて、きちんと戻ってきた物を選ぶようにしましょう。

型崩れに強い素材が使われているかどうか

1番手っ取り早いのが型崩れに強い素材を使っているかどうか?で判断する方法です。

ランドセルの型崩れに強い素材といえば、

  • 牛革(強度・強さ・耐久性のバランスに優れている)
  • クラリーノ・タフロック(軽くて水や湿気にも強く、耐久性もある)
  • コードバン(牛革の2、3倍)

です。

これらは素材の中でも、型崩れに強い傾向にあるので元々そういった特性を持った素材のランドセルを選んでおくと無難かもしれませんね。

芯材をチェック!

ランドセルの芯材ってあまり詳しくは知らない人が多いですが、ランドセルのマチ部分に入れられている特殊な樹脂を使ったプレートです。

この芯材はそれぞれのメーカーさんがかなりこだわっている部分で、多層構造・三方一体型構造などそのランドセルにあった工夫がされています。

ですからお値段も高めになっていたりするのです。

この芯材にこだわられたランドセルは押して見ても、ベコっと凹んだりはしないようになっているのでサイド・上部色々な所から押して確認してみると良いですよ。

ランドセルについてくるメーカーさんの6年間保証で型崩れは直して貰える?

ここまで来てきになるのが、もし型崩れが酷くなってしまった場合にメーカーさんの保証で直してもらえるのかどうか?ですよね。

大抵のランドセルメーカーさんでは「6年間保証」をつけてくれるので、その無料の範囲内であれば直してもらえる可能性が高いです。

ただし本人が乱暴に使ったり、明らかに普通に使っていて壊れるような壊れ方では無かった場合有償になってしまったりするそうなのでそこはメーカーさんに問い合わせて判断する事になりそうですね。

自己判断であれこれ手をつけると、逆にシワが悪化したり余計形が崩れてしまうこともあるのでやはりランドセルメーカーさんに直接相談した方が安心です。

まとめ

せっかく6年間の思い出と共に背負おうとしたランドセルがあっという間に変形して型崩れを起こしたら悲しいですよね。

でも購入する前であれば先ほどのポイントをきちんと確認しておけば、普通に使っているだけの状態で型崩れを起こすのは防げます。

ポイントをまとめると、

  • 男の子であればカタカナのコの字型になっているフレーム一体型を選ぶと崩れにくい
  • マチのサイドや底だけでなく上部にこだわりがあるかどうか
  • そもそも型崩れに強い素材が使われているかどうか
  • 芯材はどういった構造になっていて、どのような工夫がされているか

を最初に気をつけて確認してみると良いランドセル選びができますよ。

ただどんなに良いランドセルを購入しても、お友達同士で引っ張ったりランドセルを投げたり、座ったりと毎日乱暴に扱っていれば型崩れなどもしやすくなります。

ですからお子様自身も大切に扱うことが1番型崩れを防ぐ上で重要なことですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次