ランドセルは毎日の登下校に無くてはならない物ですが、やはり長い間使用しているとちょっとずつ黒ずんできたり色々な汚れが目立ってきます。
クリーナーでお手入れをしたくても、使っているランドセルの素材がそれぞれ違うのでどのクリーナーを使用したら良いのか迷ってしまいますよね。
ランドセル専用のクリーナーがあれば購入してもいいですが、お家に市販の皮革用クリーナーが残っていた場合、買わずに済むならそれを使ってしまいたいですよね。
そんなランドセル汚れにぴったりのクリーナーはどれか?皮革用クリーナーはランドセルに使用可能なのか?についてご紹介していきたいと思います。
ランドセルにクリーナーは使用してもOK?
ランドセルと言っても一般的に売られている素材は大きく分けて3種類あります。
「人工皮革(クラリーノ・タフガード)」「牛革」「コードバン」ですね。
実はこの使っているランドセルの素材によってクリーナーを使うのはあまりオススメ出来ない物もあるので、順番にお話ししていきます。
人工皮革
人工皮革の代表である「クラリーノ」や「タフガード」は、水濡れに強く撥水加工などが元々施されている事が多いので、あまり水濡れに対して神経質にならなくても良いのが安心な点です。
ただし人工皮革を使用しているランドセルでは「革用クリーム」などを使用するとダメージを受けて劣化しやすくなり、ひび割れの原因にもなるので注意が必要です。
他にも傷や破れにも注意しなければいけないので、布でゴシゴシこすったりするのもNGです。
牛革
牛革は水に弱いので定期的に防水スプレーなどをかけたりしなければいけませんが、基本的にはランドセルカバーなどをつけていればそこまで頻繁にスプレーをかけたりしなくても大丈夫だと言われています。
そして牛革のランドセルは汚れが酷い場合、皮革用クリーナーを使用できるので乾いた布に少量つけて拭き取っていきます。
そのあとはワックスを使って全体を磨けばなお効果的です。
ただし勘違いしてはいけないのが牛革などはクリームを頻繁に塗ってお手入れした方が良い!と思っている方も多いですが、それは逆効果。
革が弱ってしまう原因になるので、多くても月1回に留めておきましょう。
タフガード
タフガードは耐久性・耐水性・対傷性に優れていて、他の素材に比べるとメンテナンスがフリーに近いと言われています。
ただしタフガードも皮革用オイルなどのクリーム類を使ってお手入れしてしまうと、表面の加工がはげたりひび割れしてしまうので使わない方が良いです。
ランドセルの汚れ別の対処法
ランドセルの素材によってクリーナー類を使うのがNGな物もあると言う事が分かって頂けたと思います。
では、文房具汚れや汗シミなどがついた場合どのようにしてお手入れするのがベストなのか?
順番にご説明していきたいと思います。
文房具汚れの場合
ボールペンや墨汁は「ベンジン」をつけた布や綿棒で汚れた部分を拭き取っていきます。
鉛筆・水性ペンは中性洗剤を薄めたもので拭き取り、油性ペンはサラダ油を使って拭き取ってあげると綺麗になります。
食べ物汚れの場合
たまに「お弁当」が必要になるときがあったりして、ランドセルの中に入れたは良いものの傾いて汁などがこぼれてしまうときがありますよね。
その場合は匂いなどもつきやすくなる為、早めに汚れを落とさなければいけません。
食べ物汚れに効くのは「中性洗剤」です。
油にも強く、匂いなども消臭してくれる効果もあるので薄めた中性洗剤を使って軽く拭き取ってください。
汗シミ汚れの場合
真夏の暑い日に毎日ランドセルを背負っていると、どうしても蒸れて汗をかきがちです。
気付いたら背当てに汗シミができていた!なんてことも…
この場合に有効なのは食べ物汚れと同じく「中性洗剤を薄めたもので拭き取る方法」です。
さらにお手入れが終わったあと、対策として「防水スプレー」をかけておくと汗シミを予防できるので夏場は定期的にチェックして対策をしておくとシミになりづらいですよ。
雨で濡れた場合
最近のランドセルは撥水加工が施されている事がほとんどなので、雨だけで汚れることは少ないです。
ただし牛革のランドセルの場合は水に弱い傾向にあるので、帰ってきたらすぐに乾いた布で拭き取ってあげましょう。
牛革の場合は濡れたままにしておくと革が硬くなってカチカチになってしまう事もあるので注意が必要です。
ランドセルの汚れを落とすクリーナーまとめ
ランドセルの素材や汚れ別にオススメなお手入れ方法をご紹介しました。
天然の牛革以外はやはり皮革用クリーナーなどはオススメできませんので、使わないように注意してくださいね。
もし普通に使っていて汚れた場合は、上でご紹介したようにそれぞれの汚れに合った方法でお手入れすると綺麗になるので試してみてくださいね。