子供を狙った犯罪が後を絶たない昨今。子供の安全を守るために欠かせないのが「防犯ブザー」です。
小学生になると毎日の登下校や習い事など、親の目が行き届かない時間が長くなります。
そのため、子供たちは自分で自分の身を守る方法を知っておくことが大切です。
しかし事件に巻き込まれた場合、子供が大人相手に「力」や「速さ」では到底敵いませよね。
そんな時には助けを呼ぶことが重要になってきますが、突然の出来事に大きな声が出せなくなってしまうことも考えられます。
対策としてサッと手が届く場所に「防犯ブザー」を身に着けておけば、簡単に大きな音を出すことが出来るので安心ですよね。
このように今や子供の生活には欠かせない防犯ブザーですが、種類や機能が色々あり過ぎて“選び方が分からない”なんて悩みはありませんか?
私もショッピングセンターの防犯ブザー売り場まで行ったものの「一体何を基準に選んだらいいんだろう・・・」と結局買わずに帰って来た経験があります。
今回はそんな防犯ブザー選びに迷っていらっしゃる方のために、おすすめな防犯ブザーと選ぶ時の注意点をご紹介します。
小学生に持たせる防犯ブザーを選ぶ時のポイント
小学生の防犯ブザーのポイント1|音量を決めよう!
防犯ブザーを買うなら必ず確認したいのが音量です。
もしものとき、人に気づいてもらうために大切な役割を果たしてくれるので、「鳴らしてみたら思ったより音が小さかった・・・」なんて事がないように、購入前に必ず確認しておきましょう。
ちなみに防犯ブザーの音量は80dB〜120dBくらいが一般的。
この大きさ、日常生活の中ではどのくらいの音量に相当するかご存じですか?
80dB・・・電車の車内にいる
90dB・・・車のクラクションの音
100dB・・・電車のガード下
110dB・・・カラオケ店の中にいる
120dB・・・飛行機のエンジン近く
この表から80dB〜120dBと言う音量は、いかに大音量であることが分かりますね。
「だったから120dBが一番良いんじゃない!?」っと、この様に思った方はいらっしゃいませんか?
確かに、防犯と言う面だけを考えれば音は大きいに越したことはありません。
しかし防犯ブザーは、時に誤作動を起こしたり間違えて鳴らしてしまう事も少なくありません。
そんな時に、あまりの大音量で周りに不快な思いをさせてしまったり恥ずかしい思いをすることも考えられますので、一概に「音が大きい防犯ブザーが良い」っと断定するには難しい部分もあります。
「せっかく買ったのに誤作動が怖く手軽に持ち歩けない・・・」っとなってしまったら本末転倒ですので、日常的に持ち歩く事も考えて音の大きさも選ぶと良いでしょう。
小学生の防犯ブザーのポイント2|音の種類や周波数も大事!
どんなに音が大きくても、助けを呼ぶためのものだと気付いてもらえなければ意味がありません。
なので“人の耳に付きやすい周波数”の防犯ブザーを選ぶのもポイントです。
電波・音波・振動電流など周期波の毎秒の繰り返し数。
防犯ブザーにおすすめの周波数は・・・
・4KHz 女性の悲鳴に近い周波数
・5KHz 人の耳に聞こえやすい周波数
小学生の防犯ブザーのポイント3|鳴らし方を選ぼう!
防犯ブザーを鳴らす方法は3種類あります。
1、ピンを引き抜くタイプ
ピンを引き抜くタイプは、<ピンが抜けるタイプ>と<ピンが抜けないタイプ>があります。
それぞれメリット・デメリットは紹介しますね
ピンが抜けるタイプ
抜けたピンを紛失する場合があり、注意が必要です。
ですが、もしもの時にはピンを投げ捨ててしまえば、犯人が簡単にブザーを止める事が出来ないのでブザーの効果が高まります。
ピンが抜ききらないタイプ
誤作動を起こしてもすぐに止める事ができますし、ピンを紛失することもないのが安心です。
ワンポイントアドバイス!
ピンタイプを選ぶなら、本体がランドセルに固定されているものを選びましょう。
理由は、本体が抜けてしまった場合、犯人が防犯ブザーを投げ捨てたり壊してしまう可能性もあるから。
本体がランドセルに残っていれば、音が鳴った状態で走ることになるので、周りにも気づかれやすく犯人も諦める可能性も高いですよね。
2、紐を引っ張るタイプ
子供には扱いやすいのが紐タイプです。
ただし、紐を少し引っ掛けただけで、誤作動を起こしやすくいのが難点。
3、ボタンを押すタイプ
押しボタン式の防犯ブザーは、紐やピン機能も同時についている商品が多いです。
どちらでもブザーが鳴らせるようになっているので、状況に合わせて鳴らす手段を選べるのがメリットです。
小学生の防犯ブザーのポイント4|防水機能・耐久性を確認しよう!
子供に防犯ブザーを持たせる場合、防水機能と・落としても壊れくい耐久性は必須条件です。
登下校中に突然雨に降られることもありますし、ランドセルを下ろした時に防犯ブザーに強い衝撃が加わることもあります。
なので、この2つについては購入前に必ず確認しましょう。
小学生の防犯ブザーのポイント5|GPS機能は必要?
もっと安全性の高さを求めるなら、GPS機能付きがおすすめ。
しかし現時点では、GPS機能付きの防犯ブザーは種類が少ないのが現状です。
サイズや価格も手軽とは言えない商品が多いので、今買うなら防犯ブザーとGPSを別々で購入し、身に着ける方が現実的です。
小学生の防犯ブザーのポイント6|防犯ブザーを取り付ける場所を事前に確認しよう!
防犯ブザーは、子供の手が軽々届く場所に取り付ける必要があります。
おすすめの場所はランドセルの肩ベルト部分。
とくに利き手とは逆の肩ベルトに取り付けると、片手で操作しやすいですよ。
ちなみに最近のランドセルには防犯ブザー用のフックが標準仕様で付いていることも多いです。
もしも使っているランドセルに防犯ブザー用のフックが無い場合は、肩ベルトに巻き付けれる防犯ブザーを購入しましょう。
小学生の防犯ブザーのポイント7|ライト機能は必要?
防犯ブザーの中には、ライト機能がついているものもあります。
このライトは夜間に帰宅することがあるお子さんにはオススメです。
また、外出時だけでなく土砂災害などに巻き込まれた場合にも明かりを照らし居場所を知らせるなどの使い方も出来ますよ。
ライトは必須条件ではありませんが、あれば便利な機能です。
小学生におすすめの防犯ブザーを紹介
では、具体的におすすめの商品をご紹介して行きます。
レイメイ藤井 防犯ブザー 生活防滴 ブルー
こちらの商品は警報音と同時にLEDライトも点滅し、周囲に異常を知らせてくれる優れもの。
学童に預けているお子さんや、習い事から1人で帰宅するお子さんにおすすめです。
また、防犯ブザーはフックに取り付けるだけだと揺れて誤作動を起こしやすいのが難点。
しかし、このブザーにはランドセルに固定できるベルトが付いています。
本体をしっかりランドセルに固定する事で、誤作動のリスクを減らすことができます。
ピンは抜けないタイプなので、ヤンチャなお子さんでもピンを無くす心配が無いのも良いですね。
ソニック 防犯ブザー 軽くて丈夫な防犯ブザー バイオレット GS-7034-V
見た目にもこだわりたい方におすすめなのが、こちらの商品です。
キーホルダー感覚で取り付けれることができる可愛らしいデザインが特徴です。
可愛いのに機能性も高く、警報音は91dBの大音量。
総重量は約35gと非常に軽く、低学年のお子さんでも負担なく取り付ける事が出来ます。
難点は防水仕様ではない事。そのため雨の翌日には、音が鳴るか確認するなど対策が必要です。
あんしんてんとうくん 防水防犯ブザー 電池付き
低学年のお子さんにおすすめしたいのが、こちらの防犯ブザーです。
94dBの大音量で大切なお子さんを守ってくれます。
ピンが抜けないので、誤作動を起こしてもすぐに止める事ができるので安心です。
また防水仕様で雨にも強いのが特徴。
使い方もフック引っ張るだけと非常に分かりやすいので、低学年のお子さんでも使いやすくおすすめです。
てんとう虫のデザインが可愛らしく男女問わず使えます。
サイズは大きめなので、防犯対策をしている事を周囲にもしっかりアピールできるのも良いですね。
G-FRIEND 雨にも強い!防犯ブザー
防犯ブザー用のフックがついていないランドセルに、防犯ブザーを付けるならこちらの商品がおすすめです。
付属ベルトをランドセルの肩ベルトに巻き付ければ、自分の好きな場所に防犯ブザーを付ける事ができます。
防水仕様、LEDライト付き、警報音を鳴らす方法は2種類。
非常に機能が充実しているのにコンパクト。
デザインもシンプルでどんなランドセルにも合いやすく選びやすい防犯ブザーです。
アスカ 防犯ブザー 生活防水 電池確認ボタン付き GE071B ブルー
電池切れの心配を減らしたい方におすすめなのが、こちらの防犯ブザーです。
電池残量確認ボタンが付いているので「いざと言う時に防犯ブザーが鳴らない!」っと言うトラブルを未然に防ぐことができます。
こちらも防水仕様なので雨の日でも安心して使用することができます。
また、サイズもコンパクトなので低学年でも負担なく付ける事ができます。
ちなみにピンが抜けるタイプなので、ピンの紛失には気を付ける必要があります。
小学生におすすめの防犯ブザーまとめ
防犯ブザーは小さな子供でも手軽に身を守れる素晴らしいアイテムです。
しかし、日ごろから訓練しておかなければ「いざ」っと言う時にブザーを鳴らす事を忘れてしまいます。
防犯ブザーを持っているだけで安心するのではなく、警報音のチェックも兼ね防犯ブザーを使う練習をこまめに行いましょう。
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