ランドセルを寄付する方法は?海外では日本の使用済みランドセルが人気

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ランドセルを捨てる前に海外に寄付を検討しよう!

ランドセルは捨てる際は自治体別に廃棄方法がありますが、実は捨てる前に考えて欲しいのが他の方法です。その一つが海外へのランドセルの寄付です。

なんと海外では6年間使用したランドセルは大変人気があります。寄付されたランドセルは発展途上国や東南アジアで貧困に苦しむこども達の為に使用されます。

ユニセフや赤十字、NPOなどのボランティア団体がランドセルの寄付を受け付けています。団体は様々ありますが、受付方法や募集方法など違いがあり正直どこがよいか悩んでしまいます。

そこで団体別で寄付の仕方を紹介していきます。

ランドセルを海外へ寄付する際の団体一覧

寄付を受け付けているいくつかの団体を紹介します。

  • 株式会社クラレ
  • 国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)
  • NPO法人運営の寄付団体セカンドライフ
  • 国際社会支援推進会ワールドギフト
  • エコトレーディング 小牧支店

各団体事にランドセルを寄付するにあたり費用や寄付の仕方や寄付時期などの違いがあるので、各団体別に紹介していきます。

株式会社クラレ

「ランドセルは海を越えて」の取り組みでは、ランドセルは紛争と混乱が続くアフガニスタンに贈っています。

2004年から始めた活動は16年で合計12万個のランドセルを届けました。

募集期間は2020年では113日~320日でした。今年はもう締切られています。例年1月上旬から受け付けしていますが、募集数が達し次第締め切られます。

注意点がありイスラム教徒の多いアフガニスタンでは、豚製品の使用は禁止されている為豚製品のランドセルは寄付することはできません。(毎年少ないですが2%程度のランドセルの一部が豚革使用となっています)

ランドセルの送り先である首都圏内の倉庫に送る送料のみは、寄付される方の負担になります。アフガニスタンに持って行く為の輸送費と現地での配布費用はクラレが負担してくれるので、送料のみで助かります。

他にも未使用の学用品(ノート、鉛筆、消しゴム、クレヨン、鉛筆削り)も募集していて、ランドセルの中に入れて送ると喜ばれます。

詳しくはコチラ

国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)

「思い出のランドセルギフト」の取り組みは、ランドセルをアフガニスタンの特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる国際支援活動です。

過去2004年から2010年度まではモンゴルにランドセルを贈っていました。アフガニスタンには2004年から20198月までで、モンゴルとアフガニスタンへ贈った合計は234,097個です。

ただ、過去の寄贈実績一覧表をみると、年度によって募集回数が違えば募集時期の違うようなので、寄付する場合はホームページを見て確認してください。

寄贈実績一覧表はこちら

こちらもアフガニスタンに寄贈するので宗教上の理由で豚製品のランドセルは送付できませんのでご注意ください。他にも布製のランドセルも寄付できません。

ランドセルを寄付するにはまず横浜の指定倉庫への送料と、海外輸送経費として1,800を寄付が必要です。必要枚数の書き損じのハガキでも対応してくれます。

ランドセルの他にも未使用の学用品、鉛筆(色えんぴつ、ボールペン含む)ノート、消しゴム、鉛筆削り(電動不可)、下敷きも贈れます。

詳しくはコチラ

NPO法人運営の寄付団体セカンドライフ

「不用品の寄付が、ワクチン募金になる」を目的に、ランドセルを含む多く物の寄付によってリユース(再利用)をしたり、寄付して頂いた商品数に応じて送付者の代わりに発展途上国の子ども達へのワクチン募金をする活動をしています。

ランドセルの送付先は、ヨーロッパ、東アジア諸国、中東などですが国内でも多くが贈られています。ランドセルの中には本革のものがあるので、新しいバックの素材などとして活用されています。

2010年から活動していて202005月現在の累計で、58,170 名分のワクチンを、寄付しています。

申込みはサイトの中でいつでも可能で、申込み後には専用の伝票が届きます。

ランドセルを送付するは、段ボールの大きさによって値段が変わります。

3辺合計120サイズまで1,980円と3辺合計160サイズまで2,480円です。料金の中には伝票配送料ゆうパック料金ワクチン募金が入っています。3辺とは縦と横と高さの合計です。

それ以外に決済手数料の銀行振込の際の手数料または、現金決済の際の手数料(総額で300円)がかかります。

セカンドライフではランドセルの他にもぬいぐるみ・古着・子ども服・食器・おもちゃ・絵本・文房具などの寄付も受け付けています。

詳しくはコチラ

国際社会支援推進会ワールドギフト

日本で捨てがたい、誰かに使用してもらいたい品物を海外の途上国に物資支援する活動をしています。これまでの物資寄付国は87カ国で、今後の目標は100カ国と素晴らしい目標があります。

インスタグラムやフェイスブックで物資支援されている国などが投稿されています。寄付活動事例で、トーガ(西アフリカ)、ザンビア、ブータン、ルワンダ、ザンビア共和国、フィリピン、ウガンダなどにランドセルを貰った子ども達の姿が見れます。

申込みはサイト内にてメールフォームで集荷依頼をするだけです。1年中仮申込みすることができます。郵便局や佐川急便の集配がサイト内にあります。

費用は振り込みのみの対応です。料金には宅配送料だけでなく、途上国に物資を送る際にかかる費用などの費用が含まれています。

段ボールのサイズや重さによって費用が違います。

  • 小サイズは3辺合計120サイズ以下で30Kg以下(郵便局は2,400円、佐川急便は2,700円)
  • 中サイズは3辺合計140サイズ以下で30Kg以下(郵便局は2,900円、佐川急便は3,200円)
  • 大サイズは3辺合計160サイズ以下で30Kg以下(郵便局は対応不可、佐川急便は3,700円)

ランドセルの他にも衣類(古着)や履物、文房具、おもちゃぬいぐるみ、台所用品や調理器具なども一緒に寄付することができます。

詳しくはコチラ

エコトレーディング 小牧支店

リサイクルできる物を集めることによってアジアの発展途上国の子ども達に物資支援をすることができます。一方、物に溢れた日本国内でのゴミ廃棄で出る有害物質排出の環境問題にも貢献できるよう取り組んでいます。

主にタイやフィリピンのリサイクルショップに届けられ、人々の生活の役に立っています。

事前申込みは不要で、段ボール箱にランドセルを詰めて送付するだけです。

愛知県小牧市にある支店宛てに送付する送料のみ寄付者が負担します。

サイト上で集配依頼が掲載してあるのは、ヤマト運輸・佐川急便・ゆうパックでした。価格帯は各社でサイズや重さによって違いますので、ご確認ください。集配希望でなければコンビニや郵便局などに自分で持って行きましょう。

ランドセルの他にもぬいぐるみ、おもちゃ、ベビー用品、衣類、文房具、食器、家電製品、靴、工具、調理器具、アクセサリー、スポーツ用品、バックなどの様々な取扱い品目があるので家で眠っている品物がありましたら一緒に寄付できます。

詳しくはコチラ

まとめ

ランドセルを海外に寄付できる団体を紹介してきました。各団体事で送付時期や応募方法などに違いがありますので、しっかりとサイトなどの情報を吟味して思い出詰まったランドセルの寄付先を決めてみてください。

ランドセルを寄付するにあたり、ここに紹介していないランドセルを受け付けている団体もあれば、ランドセルを全く受け付けしていない団体もあります。

間違えて送付してしまうと大変なご迷惑になるので注意してください。ランドセルを必要と感じている海外の子ども達の笑顔の為に、しっかり下調べをしてから送付するようにしてくださいね。

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