ランドセル おさがり

ランドセルのお下がりはあり?なし?
ランドセルのお下がりはあり?なし?

小学校の入学準備で一番高い買い物といえば、ランドセルですよね。

ランドセルの相場は3万~5万くらいで、高いものだと10万円を超えるものもあります。

おじいちゃんやおばあちゃんから買ってもらえると一番良いけれど、援助なしで用意するとなると正直キツイなあと思ったりしませんか?

そんな時「使わないランドセルがあるからあげるよ!」と声を掛けられたらどうしますか?

ランドセルをお下がりでもらったら、実際に活用できるのでしょうか?

使う子供の心理や将来的、経済的、総合的にお下がりのランドセルって利用価値は高いのでしょうか。

この記事では、ランドセルをおさがりするための準備や体験した人の良かったことや・悪かったことをまとめてこれからランドセルを準備段階で、知っておくべき注意点をまとめて紹介します。

目次

ランドセルのおさがりはありなの?

近所のお兄さんお姉さんや、入学する子のきょうだいが使っていたランドセル。

一見まだ使えそうに見えるランドセルなので、捨ててしまうのは勿体ないですよね。

そんなランドセルを下の子にもお下がりで使いたいというのはコスト削減やエコロジーの観点からすれば当然わきあがってくる気持ちですね。

しかしランドセルをおさがりに使う時は気を付けないといけません。

子供の立場からすると、お古のランドセルは思いがけず、心に傷が残ってしまう事もあるんですね。

ランドセルのおさがりは避けたほういい理由

合理的に感じるランドセルのおさがりですが、本当にお金に困っている家庭でなければ避けたほうが良いでしょう。

親は軽く考えてしまいがちですが、子供にとってランドセルが新品か、気に入ったデザインか、というのはかなり重要な問題です。

最近は発言小町の「服ならわかるけどランドセルがお下がりだった~」や、ガールズちゃんねるの「ランドセルのお下がりはアリ?」といったトピックが話題になっていて、ランドセルのおさがりは幅広い年代で“ナシ”という意見が大半です。

これらのトピックやSNSから、おさがりのランドセルだった子供の気持ちや、おさがりのランドセルを使っていた子が身近にいた人の意見を拾ってみました。

理由1:子供の世界ではお古のランドセルはナシ

実際にランドセルがお古だった人や、お古のランドセルを使っていた人が身近にいた人がどんな気持ちだったかを見ていきましょう。

紹介する意見はその人が小学生だった時の意見なので、20~30年以上前のものです。

お古の人も少なくない時代でしたが、それでも、今に通じるような心情がわかるので、是非参考にしてください。

お古のランドセルを使った人たちの当時の感想・感情は次のような内容が多かったです。

  • 自分だけおさがりで恥ずかしかった
  • いじめに発展した
  • おさがりの子はかわいそうに見えた

以上の三つの心情に分かれましたが、かなり辛らつな感想ですよね。

ランドセルを買う側は「ボロボロじゃなければ大丈夫だろう」と考えがちですが、子供の世界ではランドセルがおさがりだとそれだけで傷つくケースが多いです。

それぞれの意見を細かく見ていきましょう。

自分だけピカピカじゃないランドセルで恥ずかしかった

どれだけキレイに使われたランドセルでも、新品のランドセルとおさがりのランドセルでは輝きが全然違います。

細かなキズや革がくたびれた感じなど、ランドセルがたくさん並ぶと目立ってしまうものですよね。

そんなおさがりのランドセルを使っていた子は、やはり恥ずかしさを感じてしまった人が多かったです。

大人になった今でも覚えています。 ランドセルがお古で恥ずかしかった気持ち。 うちは特に貧乏では無かったですが、いとこのランドセルが回ってきました。 親は「勿体ないし、良いランドセルだから他の子よりも高級だ」と満足気でしたが、毎朝そのランドセルを背負うのが憂鬱でした。

子供の頃の思い出って、嫌な思い出ほど鮮明に覚えていますよね。

一人だけピカピカじゃなくてイヤだった、毎日ランドセルを背負うのがイヤだった、など当時の心境がかなり鮮明に綴られていました。

いじめに発展した

本人が恥ずかしく思っていただけで、1~2年たつと周りと馴染んだ人もいましたが、ランドセルがおさがりというだけでいじめに発展したケースも。

ランドセルがからかいの対象になるほか、本人の自信がなくなってしまうという原因にもなってしまいます。

嬉しかったのは入学前の数日間だけでした。 入学したら、一人だけお古のランドセルをからかわれ、そのうちいじめに発展しました。 ランドセルを使わなくなる中学校にあがるまで、結局友達はできませんでした。

子供の世界はかなり狭いので、ランドセルがみんなとちょっと違うだけでもいじめの原因になってしまうんです。

いじめじゃなくても「なんであなたのランドセルってボロボロなの?」とグサっとする一言を投げられるなど、傷つく子もすくなくありません。

おさがりのランドセルを使っている子はかわいそうに見える

親は「二人で使うものだから」と上の子の時に奮発して入学準備したとしても、新品を使う上の子とおさがりを使う下の子では大きな差ができてしまいます。

ランドセルを準備するお金にも困っているのに、子供を産んでしまったの?って私なら思ってしまうな。

上の子のお古だと、兄弟間で露骨な差別をしているように見えます。

ランドセルを使う本人や家族が気にしなくても、お下がりのランドセルを使っている子に対して偏見を持たれてしまう可能性もあります。

他人の目を気にする人は、おさがりのランドセルはあまりおすすめできません。

理由2:6年間使うのは無理がある

状態がキレイで、本人も気に入ったランドセルだったとしても、しっかり6年間使えないことがあります。

おさがりのランドセルをもらう時は、途中で買い替える可能性や修理する可能性も頭に入れておきましょう。

姉と丁度6歳離れていたため、妹にお古を使わせました。 新しいのを買うつもりでしたが、妹が「お姉ちゃんのがいい」と言い張ったのでお古に。 大事に使ってくれていましたが、卒業する前にベルト部分が切れてしまい、しょっちゅう縫ったり貼ったりしていました。

おさがりのランドセルが壊れた場合ランドセルを途中で買い替える人は少なく、校則で指定されていなければ教科書が入る大きさのリュックサックを買う人もいます。

ただ新品のランドセルであっても、学校によっては3、4年生くらいから「ランドセルはダサイ」と買い替える子が増えてくることもあります。

新品のランドセルを買う場合も上級生の様子を見ておいた方がいいかもしれません。

おさがりは“アリ”という意見もあるけれど・・・

大半の意見がランドセルのおさがりは“ナシ”だという意見でしたが、ランドセルのおさがりはアリだという意見も少ないながらにもあります。

私の時代はおさがり普通にありましたよ。 懐かしいなあ。 私もいとこのお姉ちゃんのランドセルを使いました。 今の子がランドセルをおさがりで使っていたら「ものを大切にできるいい子だなあ」と感じます。

このようなランドセルのお下がりがアリという口コミをする人は、今の新1年生の祖父母世代の意見がほとんどです。

もしかすると、ランドセルのおさがりを勧めてくるのはおじいちゃんおばあちゃんが多いかもしれませんね。

物を大切にするのは良い事ですが、できれば実際に使う子供の意見を大切に、事前によく話し合うようにしたほうがいいでしょう。

また、子供関係で付き合いがある親世代の意見も取り入れて、通う学校のランドセル状況もチェックしておきましょう。

最近のランドセルは安くて良いものたくさんあります

ランドセルのおさがりを検討している人は、ランドセルがものすごく高いものだと思っていませんか?

実は、最近は安くても質の良いランドセルが続々登場しているんですよ♪

イオンやニトリのランドセルは、2~3万円台で最新モデルが購入できます。

また、型落ちのアウトレットでも最新モデルに比べて格安でランドセルが手に入る可能性があります。

不動の人気をほこるセイバンでも、ランドセルのアウトレットセールがあります。

セイバンはすごく人気が高いので、早めに選ばないと人気色は売り切れてしまうので、セール情報は見逃さないようにしましょう。

6年間使うものなので、安くても新品を買うほうが良い

おさがりのランドセルが6年使う前に壊れてしまったという思い出があったとおり、しっかり6年間ランドセルを使う予定の子は新品を買ってあげたほうが良いでしょう。

また、本人が毎日背負っていくものなので、気に入ったデザインを選ばせてあげたいですよね。

ランドセルをおさがりする時はここに注意!

入学準備の中でもダントツにお金がかかるランドセル。

きょうだいや親戚、知人からおさがりのランドセルを譲ってもらえれば、かなりの節約になりますよね。

ただし、ランドセルをおさがりで使わせる場合、注意したいポイントがあります。

  • 子供にとっておさがりランドセルはコンプレックスになりがち
  • ランドセルがおさがりというだけで、いじめられることも
  • 周りの大人からもかわいそうに見られる
  • 6年間使えず壊れてしまうこともある

6年間毎日使うものだと考えれば、ランドセルはそんなに高く感じませんね。

最近ではニトリやイオンのランドセルや、人気メーカーのアウトレット商品など、質の良い格安ランドセルも登場しています。

子供がワクワクした気持ちで小学校生活をスタートできるように、子供も大人も納得できるランドセルを選びましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次