こども園や保育園の過程を終えて小学生を迎えることはとてもめでたく、喜ばしいことです。
しかし、小学校にあがるということは、自分でやらなければならないことが増えます。
入学するまでに少しでもできるようにしておくことで、学校生活がスムーズに過ごせるようになります。
就学時健診が終了した頃から、入学するまでに「身につけておきたいコト」「できないと困るコト」を紹介していきます。
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小学校入学までに「できないと困るコト」
小学校にあがるまでにできないと困ることというのは、いくつかあります。
お子さんのペースもあるので、少しずつでかまいません。
就学時健診から終わった頃、卒園式が終わった頃からでも大丈夫です。
普段の生活の中に少し取り入れるだけでも、子供の力になります。
これからご紹介する2点のことを始めてみてはいかがでしょうか?
ひらがなが読めない
ひらがなが読めないと、先生が黒板に書いたことがまったく理解できません。
ひとつひとつクラスメートに、聞かないとわからないといった不便さを最初から持つことになってしまいます。
こども園などでは、ひらがなを書くという練習時間があったり、保育園でも読めるところまでは教えるところもあります。
よって、多くの子供達はひらがなをおおよそ読めるレベルまで勉強して、小学校にあがってくることが多いのが現状です。
知育おもちゃなのでひらがなを読めるレベルにまで、クリアできると思うので、ひらがなを困らない程度に読めるようにはしておきましょう。
視覚からの方が覚えやすい子、耳からの方がわかる子、子供ひとりひとりやりやすいやり方は違います。
その子にあったやり方をおすすめします。
今、何時何分?時計がわからない
小学校では、アナログ時計を見て行動をすることになります。
今何時なのかわからないとクラスメートの行動をみて動くことになったり、チャイムが鳴らないとわからないといったことが少なからず起こってきます。
時計は、算数の授業でも勉強する項目ですが、時計を読めることで、学校生活において便利に働いてくれることでしょう。
時計を読むのに苦手意識を持つ子供が多いですが、家の時計をアナログ時計にしてみたり、遊びや会話の中に時計を見ることを入れたりするのがおすすめです。
焦らずゆっくりで構わないので、時計を読めるようになるまで、親御さんが教えてあげるのが理想です。
子供は、何かのきっかけをつかんでしまえば、あとはその子に託すだけですので、それまで力になって頂きたいと思います。
読むコツをつかんだら、時計を見て行動するようになり、また成長した姿をみることことになるでしょう。
小学校入学までにできること「見につけておきたいコト」
小学校に行くとたくさんのルールがあります。決められたことができないと困ったな思いをするのは子供自身です。
子供の持つ自立心がさらに高まる時期でもあります。
そして、子供に集中できる何かがあると、学校生活での吸収率も違ってきます。
卒園式が終わったら、メリハリのある生活を送るように促すことで、遊びや勉強を切り替える力も出てきます。
学校生活が本格的に始まるときには驚くほど順応できる子に成長できるでしょう。
子供の成長は本当にあっという間ですので、その時々を楽しんでください。
最低40分間、同じ姿勢を続ける
小学校の授業は、約40分間の授業が一区切りになり、時間割として決められています。
小学校は遊ぶ時間よりも「文字や言葉を学ぶ」「数字や計算を学ぶ」「作ることを学ぶ」といった何かを学ぶという時間が大半を占めてきます。
同じ姿勢をとれず集中力が続かないとなると、授業内容が頭に入いらなかったり、先生の注意も耳に届かないといったことになりかねません。
何かに集中できる力を今からつけてあげるといいでしょう。
何もせずにじっとはしていることは難しいので、集中できる何かを探してあげることが早道になります。
高学年になるともっと長い時間、話を聞いたりすることも出てきます。
入学前から小学1年生のタイミングが、いろんなことを身に着ける良い時期になります。
自分のことは自分で出来るように
こども園や保育園では、できなかったら先生がしてくれます。
しかし、小学生になると最初は先生も手を貸してくれることもあるでしょうが、基本的に自分のことは自分でできるようにならないといけません。
周りのみんなができるようになってから、練習するとますます焦って上達しにくくなってしまうこともあります。
卒園式が終わり、入学式を迎えるまでの期間がチャンスです。自分のことは自分でやる週間を身につけましょう。
子供は、無限大の力があるので、ちょっとの力でコツを覚えてできるようになります。
親御さんのサポートは必要不可欠ですが、見守るという姿勢も大切です。
小学校入学までにできること「知っておいて欲しいコト」
小学校にあがると知らないことがいっぱいで「不思議に感じたり」「面白かったり」「楽しいと思うこと」などがたくさんあるでしょう。
登下校の途中でもいろんな事に遭遇するでしょう。そんな何かを予め自分の目で知っておくと、安心して登下校することができます。
最後に知っておいたほうが良いちょっとしたことを紹介します。探検する気持ちで通学路を歩いてみましょう。
通学路に何があるのか知る
小学生になると、家の人の送り迎えや園での送迎はありません。
自宅から学校まで遠い距離の児童以外は基本的に歩いて登校します。
学校が始まる前に、お子さんと一緒に学校まで歩いていみることをおすすめします。
事前に通学路に何があるのかを知っておくだけでも安心して登下校ができます。
大体の小学校ではパトロール当番の方たちが見回ってくれているので心配ないかと思いますが、子供の目線で登下校の道のり把握しておくことも大切です。
子供の体力を知る
子供にどれだけの体力があるのかを調べるためにも、入学前にランドセルを背負って、自宅から学校まで歩くことをおすすめします。
学校までの距離が遠く、体の小さいお子さんなどは慣れるまで大変かもしれません。
しばらくは親御さんが一緒に登校している姿なんかも良く見かけます。
小学校にあがってからゴールデンウィークまでの期間は、できるだけ子供をサポートしてあげることをおすすめします。
子供はだんだん体力もついてきて、できることが増て自信をもってきます。
その時まで、しっかりとお子さんを支えてあげてください。
「小学校入学までにできること」まとめ
こども園や保育園から卒園して小学校にあがるということは、子供にとっては大きく成長できる通過点でもあります。
子供達は、多くの不安を抱えながら新しいことに挑んでいきます。
小学校にあがるという大きな成長の通過点なので、親心としては心配ごとが尽きないかもしれません。
子どもたちは無限の力を持っています。今はできなくても必ず出来るようになります。
子供達が自分の力で前進していけるようにしっかりサポートして見守ってあげましょう。
いろんなことに力をつけてきた子供は、小学校高学年〜中学生〜高校生になるにつれ、その力を発揮していきます。
何事も最初が肝心。小学校一年生のこの時期で身についた習慣が、これからの成長に大きく左右してくると思います。
子供がのびのびと成長できるような環境を作ってあげることが大切です。
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