ランドセルに髪の毛が挟まるって知ってましたか?注意するポイント

ランドセルに髪の毛が挟まる

ランドセルに髪の毛が挟まる

最近のランドセルはどんどんハイテクになってきていて、体に負担が少なかったり背負いやすいさが重視された構造になってきました。

でも、ランドセルでとっても悩まされる子もいるのです。

それは「髪の長い女の子」。

実は髪が長めの子は、ランドセルを背負った時に髪が引っかかったり、家に着いてからランドセルをおろそうとしてブチブチっと抜けてしまった…なんて事も。

そんなランドセルの悩みである「髪の毛が挟まってしまう原因」や、注意するポイントなどをご紹介していきたいと思います。

目次

ランドセルに髪の毛が挟まってしまう原因って?

冒頭でもお話ししましたが、女の子はお洒落のために髪の毛を伸ばす子が多いですよね。

男の子であれば髪が短いので引っかかることも無いですが、女の子は束で引っかかってしまったりします。

この痛みと言ったら…本当に経験したことのある子しか分からない痛さなのです。

でもどうしてランドセルに髪の毛が挟まってしまうのか、原因を知りたいですよね。

原因をまずはご説明していきたいと思います。

髪の毛が挟まる原因1|可動式背カン

ランドセルの背カンと言えば、肩ベルトと本体を繋ぐ金具のことで大きく分けて2種類あります。

1つは「固定式」もう1つは「可動式」です。

固定式は背負いにくい事から今時のランドセルでは使われなくなってきましたが、昔のランドセルはこの固定式が一般的でした。

元々固定してつけられている金属ワイヤーなどに皮革などで縫いつけて左右には動かない状態に固定してしまう方法です。

上下には動きましたが、左右には動かなかったので少し壊れやすく高学年になるにつれて体が大きくなるのに肩ベルトが上手く動かないのでとても背負いにくいです。

今のランドセルは背負いやすさを考えて「可動式背カン」になっている事が多いです。

背負う時に両腕を通すだけで勝手に肩まで持ち上げてくれて、体の動きに合わせて背中に隙間を作る事なくフィットしてくれる無くてはならない存在なのです。

ですがこの可動式背カン、動きに合わせて開閉するので背負った時に長い髪の毛を巻き込んで動かしてしまいます。

ですから背カンに挟まり髪の毛が挟まった状態になると髪の毛自体がピン!と引っ張られて、少し動いた瞬間にブチっ!と切れてしまいます。

それから家に着くまで気付かず、ランドセルを下ろした瞬間に挟まったまま抜け落ちてしまうこともあるので凄く痛い思いをしてしまいます。

固定式背カンでは髪の毛が挟まる心配が少なかったので、今時のランドセルならではの悩みとも言えるでしょう。

髪の毛が挟まる原因2|ランドセルと背中の間に隙間に髪の毛が挟まってしまう

これはランドセル本体と背中の間にできる隙間が原因になっています。

ランドセルを背負った時にランドセルと背中の間に隙間が出来てそこに髪の毛が入り込んでそのまま背カン自体に挟まってしまうこともあります。

背カンだけでなく隙間に髪の毛が入り込んで、気持ち悪さもあるので背負っていても気になってしまいます。

 

髪の毛が長い子のランドセルを購入する時の注意するポイント

髪の毛が挟まってしまう原因は2つある事が分かりました。

では具体的にどんなポイントに注意してランドセルを購入すれば良いのかも知っておきたいですよね?

せっかく女の子ならではのロングヘアーを楽しみたいですから、事前に注意点を知っておいて対策をしておきましょう。

背カン用カバーを使う

実は「背カン用カバー」と言うものが売られているのを知っていますか?

金額もそう高くなく、だいたい1000円~2000円ほどで購入できます。

セイバンさんから販売されている「まもリボン」や、「フリフリカバー」など背カン用カバーを肩ベルト下から通して背カンに固定すれば金具が剥き出しにならず、髪の毛が挟まるのを防いでくれます。

デザインやカラーも様々あり、自分の好みにあったものやランドセルと合わせて違和感のない物を選ぶ事ができるのでオススメです。

勿論、手編みで作ることもできるので裁縫が好きなお母さんであれば手作りのカバーを作ってあげても喜ばれますね。

ヘアスタイルを考える

せっかくを髪を伸ばしていても、毎回痛い思いをするのであれば背負うことすら嫌になってきますよね。

そこで手っ取り早く対策できるのが「ヘアスタイルをアップめなものにする」です。

例えばポニーテールやお団子、サイドに2つ結いなど髪の毛をまとめて元々挟まらない位置に結い上げるか、サイドでも背負う時に手で押さえられる位置にまとめて結っておくと挟む心配も少なくなります。

赤白帽などはアップスタイルだと被りづらくなってしまいますが、ランドセルに挟まってブチブチ抜けるよりは安心できると思います。

背中と本体の間に隙間が出来ないランドセルを選ぶ

購入する前であれば、まずは実際に店頭で背負ってみてランドセル本体と背中の間に隙間が出来ないものを選んだ方が良いです。

髪が挟まるのを防ぐだけではなく、フィットしないランドセルは後ろに重心が行きがちでそれを前かがみになって支えようとしてしまうので姿勢が悪くなる原因にもなります。

ですから背中と本体の間に隙間がなるべく無い状態になるランドセルを選ぶと、髪の毛が中に入れ込んでそのまま背カンに引っかかると言うことはなくなるので安心して背負えます。

工房系のランドセルの中には隙間のできやすいランドセルもあるので注意が必要ですね

背カンがプラスチックで保護されているランドセルブランドを選ぶ

代表的なランドセルで言えば「セイバンの天使のはね」や「フィットちゃん」などの可動式背カンです。

通常金属背カンが剥き出しになっている状態のランドセルが多い中金属部分をプラスチックで保護しているため、そもそも髪の毛が挟まりにくくなっています。

実際に使用されているお子さんのお母さん方からも口コミ評価が高く、背カンと肩ベルトを繋ぐ接合部分すらも隙間が全然無いので髪の毛がより挟まりにくくなっています。

ただし気をつけて欲しいのが、形だけ真似て作った海外製のプラスチック背カンです。

一見フィットちゃんなどと似ていて、海外製のでも問題がないように思いますが内容が大きく違います。

やはり日本製の何度も実証実験をしている背カンに比べて、薄くて耐久性も無いプラスチック素材が使われていることもありすぐに壊れたり、折れる原因にもなっています。

ですから安さだけで似たような背カンを使っている物を選ぶより、価格はある程度高くても日本製のランドセルを選んだ方が間違いなく安心出来ます。

思い切って髪を切ってしまう

これは究極の選択になってしまいますが、ロングヘアーじゃなくても良いかな?と思っている子であれば髪をショートに切ってしまうのも手です。

そうすれば髪が挟まる悩みは無くなるので、精神的に楽になりますね。

お子様との話し合いが必要ですが、子供さんが切ってもいいよって思ってるなら、ありな選択だと思います♪

 

ランドセルに髪の毛が挟まる問題のまとめ

ランドセルに髪が挟まってしまう原因やランドセル選びの注意点などをご紹介致しました。

今のランドセルは背カン自体に工夫が施されていたり、後から取り付けるカバーなども売られているので対策は可能です。

まだ入学前で購入を迷っている場合は、先ほどのポイントに気をつけて選ぶと今後悩まされなくて気持ち的に楽になります。

ぜひ参考にしてみて、お子様の髪の毛を大切に守ってあげて下さいね。

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