最近のハイテクランドセルは「背負いやすさ」や「体へのフィット感」が重視されているため、成長を妨げることなく6年間快適に使えるように出来ています。
ただフィット感などを重視する点で1つだけ気になるのが、隙間が少ない事で真夏の暑い日でも背中に密着し過ぎて汗ぐっしょりになってしまうところ。
子供はそもそも代謝も良いですし、ただでさえ動きが活発なのでより汗だくになりやすいです。
でもあんまりにも汗だくだと、ランドセルの背当てが臭くなったり汗ジミになりそうで不安になってしまいます。
そこで今回はランドセル用の汗取りパッドについて色々とお話ししていきたいと思います。
夏場のランドセルは蒸れやすい!?蒸れにくい素材や形は?
真夏の暑い日、ちょっとした登下校の距離でもかなりの汗をかきがちな小学生。
ただでさえ暑いのに、ランドセルが密着していて余計に汗をかく!という子も少なくありません。
実際ベトベトして気持ち悪がったり、気付いたら「あせも」まで出来てしまう子も。
出来れば夏場でも通気性が良く、蒸れにくいランドセルがあればそちらを選びたいですよね。
まずは蒸れにくい素材から出来ている背当てについてご紹介していきます。
通気性に優れているのは「人工皮革」「牛革」どっち?
大きく分けて背当てに使われる素材は「人工皮革」と「牛革」があります。
牛革は昔からよく使われてきた素材で、動物の皮膚だけに細かい隙間があって放湿性・吸湿性に優れています。
対して人工皮革は抗菌や防臭に優れているので匂いなどの対策にはもってこいですが、動物特有の毛穴を再現することは難しく「通気性」の面で考えると少々牛革より劣ってしまう所があります。
ただし中には「ブレスレザー」と言って、人工的に作られた皮革でも牛革に劣らないくらい優れた性能を持つものもあるので選ぶ時には「素材」に注目して見てみると良いですね。
通気性を見るなら「クッションの形」を見よう
素材も通気性において大事なポイントになりますが、背当て部分のクッションの形状もチェックしておいた方が良いです。
昔ながらの「U字型」タイプは空気が溜まりやすく外に流れずらいので暑い日にも蒸れやすくなってしまいます。
ですが最近では中に溜まるタイプの形ではなく、外に流れやすい形状になっているものも増えてきているのでY字型のようになっているクッションを選ぶのもポイントですね。
背中パッドが優秀!?汗取りに大活躍!
とは言え、最近のランドセルは色々な工夫もされていてそもそもどのメーカーさんもランドセル自体が蒸れにくいように出来ていたりします。
それでも真夏日は気温が高いのでどうしても蒸れてしまいます。
そこでオススメなのが「背中パッド」。
「速乾・吸収」に優れていて通気性にも優れています。
「ポリエステル」「ナイロン」と言った、スポーツウェアなどにも良く使われている素材で出来ていることが多く、繊維同士の隙間に汗を取り込み蒸発しやすくしてくれる構造になっています。
値段も「1000円~」とそこまで高くなく買えるので、夏前に取り揃えておくと快適にランドセルを背負えるようになりますよ!
次に背中パッドの選び方についていくつかポイントをご紹介していきたいと思います。
ランドセルの形状に合っているか見極める
背中パッドには大きく分けて2種類あって「ダルマカンの金具に引っ掛けて使うタイプ」と「底面のヘリに引っ掛けて使うタイプ」があります。
最近は「学習院型」「キューブ型」とランドセルの形状も様々になってきて、特にコンパクトで背の小さいお子様などに選ばれる「キューブ型」はダルマカンの金具に引っ掛けて使うタイプのパッドを購入しないと上手く噛み合わず外れてしまいます。
1番良いのは各メーカーさんから出しているパッドを使うのが間違いないのですが、もし他メーカーさんの背中パッドを使う際はお子様のランドセルに形状が合っているかどうかを確かめてから購入した方が良いです。
セイバンさんなど有名メーカーさんがそれぞれこだわり抜いたパッドが2000円ほどで売られていますので、心配な方はお子様が使っているメーカーのパッドを購入してくださいね。
背中パッド自体洗えるものかどうかを確認する
間違いなく見て欲しいのが「洗濯可かどうか」です。
せっかく機能性に優れていても、やはり毎日汗と隣り合わせな状態だと匂いや雑菌なども心配です。
真夏は1日登下校するだけでもかなりの汗をかくので、最低でも3日に1回は洗濯して清潔にしておきたいものです。
基本的には「ポリエステル製」がほとんどで洗剤洗いなどもOK!なので心配しなくても良さそうですが、決してタンブラー乾燥などをしないように。
ポリエステル製は熱に弱い特性もあるので、縮んでサイズも合わなくなる可能性があります。
手洗いなどをして外で天日干しするのが1番ですね。
取り外ししやすいかどうかを見る
パッドの装着は「ゴムタイプ」「ボタンタイプ」「マジックテープタイプ」があります。
ただ「ゴムタイプ」に関しては、肩ベルトをくぐらせて外さなければいけない為やや面倒になります。
夏時期は頻繁に取り外しすることを考えると面倒は避けたいですよね。
装着のしやすさで考えると「ボタンタイプ」「マジックテープタイプ」が1番取り外ししやすいので、洗濯を頻繁にすることを考えたパッドを選んだ方が良いです。
ランドセルの汗取りパットで背中スッキリのまとめ
夏場は想像以上に汗をかきますし、子供となると活発でただでさえ代謝も良いので本当にジトジト蒸し蒸しな状態が続きます。
気付いたら背中全体にブツブツができていたり、かゆみが出てくる時もありますし、ランドセルに汗の匂いがついたり雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
衛生的にも良くないですよね…
そんな時汗取りパッドがあれば洗濯も出来て、毎日サラサラな状態で使えるので登下校も安心して行き来できます。
値段も安くてネットや店頭で簡単に手に入るので、夏前には何個かストックしておいて活用してみてください!